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表面処理技術ハンドブック ~接着・塗装から電子材料まで~ | AITOP
  • 申込要領

書籍


表面処理技術ハンドブック ~接着・塗装から電子材料まで~

発刊日 2000年1月7日
ISBN ISBN4-900830-46-1
体裁 B5判 上製 1016頁
価格関連備考 本体60,000円+税
発行 (株)エヌ・ティー・エス
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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監修 水町  浩  東京大学名誉教授
鳥羽山 満  職業能力開発総合大学校造形工学科教授
編集幹事 内藤 壽夫  内藤技術士事務所所長
編集委員  田中 丈之  (有)かきとう専務取締役
 松永  孜  (財)化学・バイオつくば財団理事
 柳原 榮一  神奈川県技術アドバイザー
(執筆者全130名)
趣旨 【本書の特徴】
天然水素中の重水素、トリチウムを水素吸蔵合金の吸蔵作用と同位体効果を利用して高濃度で分離する技術を、基礎から応用分野まで解説。  

推薦のことば

 材料の表面と界面の制御が一つの産業の発展を支配するほどの重要な課題となった時代がかつてあった。それは1960年代から70年代にかけての半導体産業の場合で,シリコーンチップの表面酸化(絶縁化)処理をはじめ,それらを超高密度に集積する際の表面・界面の問題である。それをクリアすることによって,初めて半導体産業の隆盛がもたらされた,といっても言い過ぎではない。このとき固体の表面・界面科学は,画期的に進歩し,さまざまな新しい表面分析の手段が開発された。
  それとほとんど同じ意味をもって,高分子材料の世界でも,今日ほど表面・界面の問題が注目を集めている時はない。試みに高分子学会の年次大会の「表面・界面」のセッションで発表された論文の数を見ると,1995年の92編に続いて,85編('96),97編('97),96編('98),114編('99)と,ほぼ増大の傾向をたどって今年はついに100編を超えた。この数は高分子物性にかかわる各分野の中では最高で,20~30年前の状況に比べると夢のような変化である。「表面・界面」のセッション以外でも,例えば最も論文を集めている「機能性高分子」では,表面・界面が重要な役割を果たしている研究が少なくない。表面・界面は今や高分子科学技術の中心課題の一つになったとさえ言えるのである。この「表面処理技術ハンドブック」もまさにその流れの中で出版される。しかしなぜそうなったのか?
  カナダのユトラッキーは10年前に,「今世紀の終わりには,高分子の95%以上は,多相材料,ブレンド,複合材料などの形で使用されると見込まれる。」と予言した(L.A.UTRACKY著,西敏夫訳「ポリマーアロイとポリマーブレンド」日本語版への序,原著1989,訳書1991,東京化学同人)。このような多相多成分の複合材料には必ず界面があり,その制御は全系の構造と性質に決定的な影響を与える。複合系の構造,とくに界面の構造を分子オーダで制御することができれば,新しい機能を創り出すことも可能である。機能材料の多くはこうして生まれた。高分子材料のこのような開発動向に伴って,表面・界面の解析手段も格段に進歩した。この本「表面処理技術ハンドブック」は一応 ―接着・塗装から電子材料まで― という副題が付けられているが,上に述べた高分子科学技術の新しい展開をバックにして,その成果と固体表面科学のその後の進歩を取り入れて書かれたものである。
  ハンドブックの宿命的な性格からこの本も,多数の筆者の分担による多数の項目から成り立っている。一人の筆者による一貫した思想をこの本に求めることはできないが,それに近づけるためにできるだけ体系的であろうとする編集者の努力のあとが,少なくとも目次を見る限りうかがわれる。とくに基礎編で,21世紀の材料展望から始まって,接着,粘着,塗装の最近の進歩,表面・界面での挙動とキャラクタリゼーション,表面処理効果とその進歩,環境問題,と続く内容には一つのストーリーがある。その中にはとくに「表面/界面はどこまで解明されているか」という章を設けたのは,前述のように最近の学問の成果を取り入れようとしたもので,敬意に値する。一方,応用編の豊富なケーススタディは,それぞれの現場にいる人々には大いに役立っに違いない。基礎編,応用編とも各項目の第一線にいる人たちで,この点も本書の誇りとするところであろう。関係する会社と技術者がこの一本を座右に置かれることを心からおすすめする。  
 
2000年1月7日  畑 敏雄 

 
 

序文

工業基盤技術としての接着,粘着,塗装を考えるとき,基材表面の化学的,物理的かつ形態的(モルフォロジカル)なコンディショニングは,界面形成の初期条件を決定する要因として,それぞれ接着剤,粘着剤,塗料の選択と同等,あるいは同等以上に重要であるにもかかわらず,副次的な下地処理としての位置づけにとどまっていた。その理由は表面・界面の分析技術が不十分で科学的アプローチが困難であったこと,表面の処理・改質の手段も限られていたことなどによる。
  本書は最近の表面分析と表面科学の急速な発展と表面処理技術の多様化を背景に,接着,塗装,電子材料等の分野における表面・界面の研究成果を集大成したものである。さらに,伝統的な下地処理技術を科学的に解明するとともに,先端的な表面改質の材料開発への応用を積極的に推進することを目的とした。
  なお,必ずしも下地処理に限定せず,接着,粘着,塗装,あるいは金属の表面処理の最新の技術についても折り込むことができた。下地処理は,溶媒や化学薬品の使用比率が高い分野であり,この改善も内外から強く迫られている。
  21世紀は,ラ行で始まる言葉がキーワードになるといわれている。すなわち生産,使用量のレデュース(Reduce),可能な限りの製品のリユース(Reuse),あるいは資源,エネルギー有効利用のリサイクル(Recycle),さらにこれにリペア(Repair),不要不急物や有害物のリジェクト(Reject),製品のロングサービス化(Longer service life)なども加えることができる。世界的な規模での環境問題や資源枯渇への意識の高まりは,このような状況に,情報の開示,環境との共生と継続的な改善,また革新的な技術変革を迫っている。
  本ハンドブックは上記の状況にこたえるため,学界,産業界の第一線の方々に全面的な書下しをはじめとするご協力を仰ぎ編集されたものである。その特徴は,
・最新の技術,科学的知見の集大成
・環境への負荷低減
・時代の変革にこたえる技術的取組み
 ・最先端の応用を含み幅広い分野を網羅
・可能な限りノウハウにも踏み込んだ記述
などにある。質の高い内容を多く盛り込み得たと自負しているが,無論いくつかの課題も残した。幸い版を重ねることができれば改善を重ねていきたい。
  編集委員会では本ハンドブックが各分野で広く,長く,実際に役立っことを切望している。この趣旨に沿って執筆者の厳選,原稿の推敲,内容討議を重ねてきた。
  当該分野の研究者,技術者の座右の書となることを期待している。  
 
2000年1月7日  「表面処理技術ハンドブック ―接着・塗装から電子材料まで―」編集委員会 

書籍・DVDの内容

第1編 基礎編 

第1章 21世紀のもの造りのキーワード
第1節  無機材料 
第2節  有機材料’プラスチックのリサイクル設計 
1. はじめに 
2. 日本における廃プラリサイクルの現状 
3. 廃プラからのエネルギー回収 
3.1 廃プラの接触油化技術 
3.2. 廃プラの固体燃料化技術 
3.3. 熱分解ガス化溶融炉によるガス化 
4. 廃プラの化学リサイクル 
4.1. PETのリサイクル 
4.2. ポリスチレンのリサイクル 
5. プラスチックリサイクルのための材料設計’DFD 
5.1. 液晶ポリマーの利用 
5.2. 触媒分散型発泡スチロール 
 
  
第2章  接着・粘着・塗装密着・コーティング技術と科学の最近の進歩 
第1節  接着 
1. 接着の実際 
1.1. はじめに 
1.2. 接着剤の多機能化 
1.2.1. 弾性接着剤 
1.2.2. 粘接着剤 
1.2.3. 制振性の付与 
1.2.4. 生分解性接着剤 
1.3. 環境問題への対応 
1.3.1. 環境汚染物質の排除 
1.3.2. 被着材のリサイクルへの対応 
2. 接着の科学 
2.1. はじめに 
2.2. 接着はなぜ起きるか 
2.2.1. 物と物の間に働く力 
2.2.2. 機械的接着 
2.2.3. 拡散説 
2.2.4. 静電気説 
2.3. 固体表面の熱力学的特性と界面自由エネルギー 
2.3.1. 接着における熱力学的基本式 
2.3.2. Zismanのプロット 
2.3.3. 接着仕事と表面エネルギー 
2.4. 界面での欠点に関する理論(weak boundary layer;WBL) 
2.5. おわりに 
第2節  粘着 
1. 粘着材と粘着製品の最新技術 
1.1. はじめに 
1.2. 粘着材と粘着製品の現状 
1.3. 環境問題と粘着剤・粘着製品 
1.3.1. リサイクル製品 
1.3.2. はく離ライナーレス粘着ラベル 
1.3.3. 環境対応型粘着テープと粘着ラベル 
1.4. 高機能化と粘着剤・粘着製品 
1.4.1. 高機能粘着製品 
1.4.2. 高機能粘着剤 
1.5. おわりに 
2. 粘着の科学 
2.1. はじめに 
2.2. エマルション系粘着剤 
2.3. 溶剤系粘着剤 
2.4. テープ基材表面の処理 
2.5. 表面処理の経時変化 
2.6. 粘着剤のはく離 
2.7. おわりに 
第3節  塗装・コーティング 
1. 塗装・コーティングの実際 
1.1. はじめに 
1.2. 塗料・塗装の進歩の背景 
1.3. ビヒクルの進歩〈高耐候性塗料〉 
1.4. 塗装系 
1.5. 環境対応 
1.5.1. 船底防汚塗料におけるスズ対策 
1.5.2. VOC(volatile organic compound)対策 
1.5.3. 光触媒効果の利用 
1.6. 感性とのかかわり 
1.6.1. 質感 
1.6.2. アニソトロピックカラー 
2. 塗装・コーティングの科学 
2.1. はじめに 
2.2. 塗装面の仕上り性 
2.2.1. 粘弾性体の挙動 
2.2.2. 塗装時における塗料の粘弾性 
2.2.3. 乾燥過程における塗料の流動性 
2.3. コーティングと付着性 
2.3.1. 金属に対する付着機構 
2.3.2. プラスチックに対する付着機構 
2.3.3. アンダーコートの重要性 
 
第3章  表面/界面のキャラクタリゼーション
第1節  物理的手法 
1. 接触角 
1.1. 接触角 
1.1.1. 静的接触角の測定法 
1.1.2. 接触角による高分子固体の表面張力の評価方法 
1.1.3. 酸-塩基相互作用 
1.1.4. 動的接触角の測定方法 
1.1.5. 湿潤張力緩和の測定方法 
1.2. おわりに 
2. SAICAS 
2.1. はじめに 
2.2. SAICAS(サイカス)とは 
2.2.1. サイカスの原理 
2.2.2. 測定方法 
2.2.3. 切刃の形状 
2.2.4. 切削状態における切刃の先端のベクトル 
2.2.5. 剪断角 
2.3. データの解析について 
2.3.1. 剪断強度 
2.3.2. 付着強度() 
2.3.3. 被着体と切削図の関係 
2.4. 各種材料での測定例 
2.4.1. 剪断強度から 
2.4.2. 切削線図から 
2.4.3. 付着強度から 
2.5. おわりに 
3. AFM 
3.1. はじめに 
3.2. AFMの原理 
3.3. 具体例 
3.4. 今後の展開:ナノレオロジーとナノトライボロジー 
4.  表面粗さの測定 
4.1. はじめに 
4.2. 触針式表面粗さ測定器の概要 
4.3. 使い方 
4.4. 三次元表面粗さ測定器の紹介 
第2節  機器分析的手法 
1. 総論 
1.1. はじめに 
1.2. 機器分析によるキャラクタリゼーション 
1.2.1. 分析試料の準備 
1.2.2. 表面に関する分析データの取得 
1.2.3. 分析データの活用による表面解析 
1.3. 固体表面の機器分析測定法 
1.3.1. 非分離方式分析 
1.3.2. 表面分離方式分析 
1.3.3. 固体材料の表面・バルク分析法 
1.4. 機器分析装置の原理 
1.5. 表面観察で得られる情報 
1.6. 表面分析装置から得られる情報 
1.7. おわりに 
2. ATR,FT-IR 
2.1. 赤外分光法について 
2.2. FT-IRの原理とATRについて 
2.2.1. FT-IRの原理 
2.2.2. ATRについて 
2.3. その他のFT-IRでの表面測定手法 
3. SEM,TEM 
3.1. はじめに 
3.2. SEMによる観察 
3.2.1. 簡易型SEMによる観察法 
3.2.2. 高分解能SEMによる表面観察 
3.2.3. 低真空下でのSEM観察 
3.2.4. クライオSEM観察 
3.2.5. 元素分析 
3.3. TEMによる観察 
3.3.1. 単結晶および薄膜の観察 
3.3.2. バルク試料の観察 
3.3.3. 元素分析 
4. EPMA 
4.1. はじめに 
4.2. 原理 
4.2.1. EPMAの分析領域 
4.2.2. 特性X線 
4.3. 装置 
4.3.1. 電子光学系 
4.3.2. 光学観察系 
4.3.3. X線検出器系 
4.4. 各種分析方法 
4.4.1. 定性分析 
4.4.2. 定量分析 
4.4.3. 元素分布分析 
4.5. 分析応用例 
4.5.1. 船舶塗装断面の面分析および線分析例 
4.5.2. 溶融亜鉛めっき層断面の分析例 
5. XPS,AES,SIMS,RBS 
5.1. XPS 
5.2. AES 
5.3. SIMS 
5.4. RBS 
6. 表面分析のための化学修飾法 
7. 全反射蛍光X線分析法 
7.1. はじめに 
7.2. 反射と屈折 
7.3. 装置構成 
7.4. 応用 
7.4.1. Siウエハ表面の汚染元素分析 
7.4.2. その他定量分析例について 
7.4.3. 深さ方向分析 
7.5. おわりに 
8. X線全反射を利用した表面構造の評価 
8.1. はじめに 
8.2. X線反射率による薄膜評価 
8.3. インプレン回折 
8.4. おわりに 
9. 電子回折,RHEED 
9.1. 電子回折 
9.2. RHEED 
9.2.1. 二次元結晶からのRHEED図形 
9.2.2. RHEED図形の具体例 
9.2.3. RHEED強度振動 
 
第4章  表面/界面はどこまで解明されているか 
 
第1節  高分子 
1. 高分子固体表面の分子運動特性 
1.1. はじめに 
1.2. 高分子超薄膜中の分子運動特性 
1.2.1. エリプソメトリー(ellipsometry) 
1.2.2. X線反射率測定(X-ray reflectivity;XR)・中性子反射率測定(neutron reflectivity;NR) 
1.2.3. 陽電子消滅寿命分光法(positron annihilation lifetime spectroscopy;PALS) 
1.2.4. Brillouin光散乱(Brillouin light scattering;BLS) 
1.2.5. 第二次高調波発生(secondary harmonic generation;SHG) 
1.2.6. パターン化光退色後の蛍光回復(fluorescence recovery after patterned photobleaching;FRAPP) 
1.3. バルクの高分子固体表面の分子運動特性 
1.3.1. 理論的研究 
1.3.2. PALS 
1.3.3. X線吸収端微細構造(near edge X-ray absorption fine structure;NEXAFS) 
1.3.4. 電子スピン共鳴(electron spin resonance;ESR) 
1.3.5. 走査フォース顕微鏡(scanning force microscope;SFM) 
1.4. おわりに 
2. 接着と表面 
2.1. 接着とは 
2.2. 被着体の表面 
2.3. 構造用複合材料の接着界面における問題 
2.3.1. 接着界面における残留応力 
2.3.2. アルミニウム-Fエポキシ系接着剤界面の化学構造 
2.4. 高分子の表面と接着性 
2.4.1. 高分子表面の表面張力 
2.4.2. コロナ放電,プラズマ表面処理 
2.4.3. 高分子表面に導入された官能基の安定性 
2.5. おわりに 第2節  金属(鋼板・亜鉛めっき鋼板・アルミニウム) 
第2節  金属(鋼板・亜鉛めっき鋼板・アルミニウム) 
1. 清浄金属の表面構造 
1.1. 理想清浄表面と表面再構成 
1.2. 清浄表面の現出と不完全表面 
2. 鉄の大気酸化と水分の吸着 
3. 実用材料の表面構造と表面特性 
3.1. 鋼板 
3.1.1. 表面組成 
3.1.2. 塗装性に及ぼす表面組成 
3.2. 亜鉛めっき鋼板 
3.2.1. めっき方法と表面組成 
3.2.2. 塗装性・接着性の影響因子 
3.3. アルミニウム 
3.3.1. 表面組成 
3.3.2. 塗料密着性および接着性への影響因子 
第3節  ガラス・セラミックス・コンクリート 
1. ガラス 
1.1. はじめに 
1.2. ガラスの構造 
1.3. 実用ガラスの表面状態 
1.4. ガラスのやけ,コロージョン 
1.5. 表面汚染 
1.6. 酸化物表面OH基 
1.7. フロートガラスの表面 
1.8. おわりに 
2. セラミックス 
2.1. セラミックスにおける表面/界面 
2.2. セラミックスの接合における表面の解析 
2.2.1. 表面形態の観察 
2.2.2. 表面の元素分析 
2.3. セラミックスの接合における界面の解析 
2.4. 接合されたセラミックス表面/界面の残留応力 
2.5. セラミックスの表面/界面のコンピュータシミュレーション 
3. コンクリート 
3.1. コンクリートの表面特性 
3.1.1. セメント水和物,セメント硬化体 
3.1.2. コンクリートとその接着 
3.1.3. おわりに 
3.2. コンクリートから発生するガス状物質の抑制方法 
3.2.1. はじめに 
3.2.2. コンクリートからのアンモニア発生 
3.2.3. アンモニア発生の抑制方法 
3.2.4. おわりに 
 
第5章  表面処理効果の評価 
第1節  表面処理効果の確認 
1. 有機材料 
1.1. はじめに 
1.2. 重回帰分析 
1.3. はく離面の表面と接着強度 
1.3.1. はく離面のXPS分析 
1.3.2. はく離強度 
1.4. 接着に及ぼす官能基の寄与 
1.4.1. XPSピークの波形分離 
1.4.2. 官能基と接着強度 
1.4.3. 表面粗さと接着強度 
1.5. おわりに 
2. 無機材料 
2.1. はじめに 
2.2. 表面処理方法と皮膜の種頬 
2.3. 表面処理皮膜の特性と効果 
2.3.1. 鉄鋼亜鉛めっき鋼板 
2.3.2. アルミニウム合金 
2.3.3. マグネシウム合金 
2.3.4. ステンレス鋼板 
第2節  表面処理欠陥の検出法 
1. 金属処理 
1.1. 塗装後の表面処理欠陥の検出 
1.2. 塗装前の被処理物・表面処理欠陥の検出法 
1.3. 化成処理プロセスによる表面処理欠陥の検出法 
1.3.1. 脱脂工程の異常テスト 
1.3.2. 脱脂後水洗工程の異常テスト 
1.3.3. 表面調整工程の異常テスト(チタンコロイダル系表面調整剤) 
1.3.4. 化成工程の異常テスト 
1.3.5. 化成後水洗工程の異常テスト 
1.3.6. 乾燥工程の異常テスト 
1.4. アルミニウム陽極酸化処理プロセスにおける欠陥 
1.5. 被処理素材による欠陥の予防 
2. ポリマー 
2.1. はじめに 
2.2. 欠陥検出に用いられる機器 
2.3. 欠陥分析のための分離分析法 
2.4. 赤外分光分析法による欠陥解析 
2.5. 欠陥観察法とX線分析法 
2.6. おわりに
第3節  表面処理効果の寿命(耐久性) 
1. 化成処理 
1.1. はじめに 
1.2. リン酸塩皮膜の耐食性 
1.3. 自動車の防食評価の一例 
1.4. リン酸塩皮膜の素地金属との付着性 
1.5. リン酸塩皮膜の電気抵抗 
1.6. リン酸塩皮膜の耐熱性 
1.7. リン酸塩皮膜の耐摩耗性 
1.8. 塑性加工分野 
1.9. クロメート処理 
1.10. 亜鉛めっき鋼板への有機複合皮膜 
1.11. アルミニウムの塗装下地 
1.12. 耐候性鋼板へのリン酸塩皮膜 
2. ポリマー:塗料の耐久性 
2.1. はじめに 
2.2. 塗膜の暴露される屋外環境と塗膜劣化の因子 
2.2.1. 塗装された構造物のおかれる環境 
2.2.2. 塗膜劣化の因子 
2.2.3. 塗膜の劣化の形態 
2.2.4. 劣化のメカニズム 
2.3. 最近の高耐久性塗料の開発の現状 
2.4. おわりに 
3. プラズマ処理 
3.1. はじめに 
3.2. プラズマ処理装置 
3.3. 各種高分子表面のプラズマ処理による変化 
3.3.1. ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) 
3.3.2. 低温プラズマ処理によるPETの表面改質 
3.3.3. ポリイミドフィルムの低温プラズマ表面処理と生成官能基の定量と接着性 
 
第6章  接着力/付着力評価法 
第1節  接着 
1. はじめに 
2. 接着強さとは 
3. 接着強さの試験法 
4. 具体的な試験方法 
4.1. 引張り接着強さ(K6849) 
4.2. 引張り剪断接着強さ(K6850) 
4.3. 木材の引張り剪断接着強さ(K6851) 
4.4. 圧縮剪断接着強さ(K6852) 
4.5. 割裂接着強さ(K6853) 
4.6. はく離接着強さ(K6854) 
4.7. 衝撃接着強さ(K6855) 
4.8. 曲げ接着強さ(K6856) 
4.9. クリープ破壊試験(K6859) 
5. その他の試験方法 
5.1. 疲労破壊試験 
5.2. ウェッジテスト 
5.3. 円筒シリンダー法 
5.4. 木れんが用(A1611) 
5.5. 壁・ボード用(A1612) 
5.6. 建築用シーリング材(A5757,5758) 
5.7. プリント配線用銅箔(C6481) 
5.8. 嫌気性接着剤(JA1-6) 
5.9. DCB法(double cantilever beam) 
5.10. その他 
6. 試験機 
第2節  粘着特性試験法 
1. はじめに 
2. 粘着力 
2.1. 粘着力の測定法 
2.2. 引きはがし粘着力 
2.3. 重ね合せ粘着力 
2.4. 剪断粘着力 
2.5. 引きはがし粘着力各試験法の比較 
3. タック 
3.1. タックの定義 
3.2. ボールタック 
3.3. ピールタック 
3.4. プローブタック 
3.5. 指タック 
4. 保持力 
5. 巻戻し力 
6. はく離性およびはく離力 
 第3節  塗装 
1. はじめに 
2. 塗装系における付着性 
2.1. 付着要因 
2.2. 塗膜の付着状態 
2.3. 被塗面の性状 
2.4. 内部応力 
3. 付着性試験法 
3.1. 付着試験法の概要 
3.2. 碁盤目試験法 
3.3. 描画試験 
3.4. はく離試験法 
3.5. アドヒロメータ 
3.6. 引張り・剪断付着試験法 
3.7. 超遠心法 
3.8. トルク法 
3.9. 超音波試験法 
3.10. 鉛筆引っかき法 
3.11. エリクセン試験法 
3.12. 剛体振子法 
4. おわりに 
 
第7章  表面処理技術の進歩 
第1節  接着・粘着 
1. 鉄鋼 
1.1. はじめに 
1.2. 軟鋼(冷延鋼板) 
1.2.1. リン酸塩処理 
1.2.2. シランカップリング剤処理 
1.2.3. シリコーター処理 
1.2.4. チオール系カップリング剤処理 
1.2.5. ポリアクリル酸薄膜処理 
1.3. 亜鉛めっき鋼 
1.4. おわりに 
2. アルミニウム合金(構造接着のための表面処理技術) 
2.1. はじめに 
2.2. FPLエッチング(硫酸・クロム酸エッチング)法 
2.3. リン酸陽極酸化法 
2.4. クロム酸陽極酸化法 
2.5. その他の方法 
3. ガラス繊維 
3.1. ガラス繊維の市場動向と用途動向について 
3.1.1. ガラス繊維製品の市場動向について 
3.1.2. ガラス繊維製品を使用した製品動向について 
3.1.3. ガラス繊維製品を利用した製品の成形法動向について 
3.2. ガラス繊維について 
3.2.1. ガラスの種類と性能 
3.2.2. ガラス繊維製品の製造工程 
3.2.3. 成形法とガラス繊維製品の糸構成 
3.2.4. ガラス繊維製品と表面処理剤について 
3.3. 環境ホルモン問題 
3.4. おわりに 
第2節  塗装の前処理 
1. はじめに 
2. 代表的塗装における前処理例 
2.1. 自動車車体塗装 
2.2. 橋梁塗装 
2.3. 窯業建材の塗装 
2.4. セメント系壁面の塗装(建築物外装) 
2.4.1. 新設コンクリート壁面の塗装前処理 
2.4.2. 既設壁面改修塗装の前処理 
2.5. 家具塗装 
2.5.1. 素地調整 
2.5.2. 研磨 
2.5.3. 目止め 
2.6. プラスチック塗装 
3. 課題解決の試み 
3.1. 水洗 
3.2. 脱脂 
3.2.1. UVとオゾンを利用する光洗浄 
3.2.2. 高周波放電プラズマを利用した塗装前処理 
3.2.3. 常圧プラズマ(コロナ放電)によるプラスチックの表面処理 
3.3. 研削・研磨 
3.4. 皮膜形成(化成処理) 
3.4.1. HASを使用するリン酸亜鉛処理 
3.4.2. ニッケルフリーリン酸亜鉛処理薬剤の開発 
3.4.3. リン酸亜鉛処理におけるスラッジ削減技術の開発 
3.4.4. ノンクロメート処理 
4. おわりに 
第3節  はく離技術 
1. 環境問題に対処した最近の塗料はく離剤と処理方法 
1.1. はじめに 
1.2. 代替塗膜はく離剤への開発理由 
1.2.1. 大気汚染の問題 
1.2.2. 排水の問題 
1.2.3. 労働安全衛生上の問題 
1.2.4. 廃棄物の問題 
1.3. 代替はく離方法の動向 
1.3.1. プラスチックメディアブラスト方式(PMB法) 
1.3.2. 高圧水方式 
1.3.3. 超高圧水方式(USBI方式) 
1.3.4. 氷粒ブラスト方式 
1.3.5. ドライアイスブラスト方式 
1.3.6. 重炭酸ソーダ・ブラスト方式 
1.3.7. 小麦デンプンブラスト方式 
1.3.8. FlashJet(Xenon Flash Lamp/CO)方式 
1.3.9. レーザ方式 
1.3.10. その他の方式 
1.4. 塗装方式の改善と塗膜軟化剤の動向 
1.4.1. 航空機用塗料 
1.4.2. 塗膜軟化剤 
1.5. おわりに 
2. 高圧水洗によるはく離 
2.1. 下地処理の種類 
2.2. 高圧水洗による下地処理 
2.2.1. 高圧水洗の概要と下地処理への適用 
2.2.2. 既存塗膜の除去に対する高圧水洗の適用 
2.2.3. モルタル塗りおよびタイル張りの下地処理に対する適用 
2.3. 今後の課題 
3. 粘着はく離’粘着テープ・ラベル用はく離剤 
3.1. はじめに 
3.2. シリコーン 
3.3. 長鎖アルキルポリマー 
3.4. おわりに 
4. 脱接着 
4.1. はじめに 
4.2. 脱接着 
4.2.1. 接着剤の種類 
4.2.2. 脱接着の方法 
5. レーザはく離’パルスレーザ照射による表面クリーニング 
5.1. はじめに 
5.2. 基本原理 
5.3. 工業的応用例 
5.3.1. 航空機の塗装除去 
5.3.2. モールドクリーニング 
5.3.3. 電線の被覆はく離 
5.3.4. タイヤマーキング 
5.3.5. 部品からのコーティング除去 
5.4. システム構成 
5.5. 安全性と環境 
 
第8章  表面処理技術の方向と環境問題への対応 
第1節  法規制 
1. はじめに 
2. 大気汚染防止法 
3. オゾン層保護法 
4. 悪臭防止法 
5. 水質汚海防止法 
6. 消防法・危険物の規制に関する政令等による規制〈危険物の概要〉 
7. 毒物および劇物取締法 
8. 労働安全衛生法 
9. 有機溶剤中毒予防規則 
10. 廃棄物の処理および清掃に関する法律 
11. 内分泌撹乱物質(環境ホルモン)について 
12. ダイオキシン類対策特別措置法 
13. PRTRとMSDSの法規制 
第2節  化学物質の安全性(PRTR) 
1. 環境保全と化学物質 
1.1. 化学物質による表面処理と資源の消費 
1.2. 公害発生と化学物質による表面処理 
1.3. 化学物質にかかわる労働安全と環境保全 
2. 化学物質からの安全確保(リスクマネジメント) 
2.1. リスクの把握(risk identification) 
2.2. リスクの削減(risk reduction) 
2.3. リスクの管理(risk management) 
2.4. リスクコミュニケーション(risk communication) 
3. 化学物質固有の有害性 
3.1. 有害性 
3.2. 化学物質の生体内反応と有害性 
3.3. 許容度(生体毒性評価) 
4. 化学物質の有害性の評価,確認 
4.1. 有害性と取扱い方法の調査 
4.2. 取扱い上の安全性の評価確認(ハザードとリスク) 
4.3. 化学物質の有害性予知 
5. 化学物質とリスク利便性 
5.1. リスク性と利便性 
5.2. リスクの受容(ゼロリスク) 
5.3. コスト利便性(費用対効果) 
6. 新しい潮流,PRTR 
6.1. PRTR制度 
6.2. PRTR制度登場の背景 
6.3. PRTR制度の特徴(OECD勧告) 
6.3.1. 有害蓋然性の高い化学物質管理 
6.3.2. 情報公開,住民の知る権利による社会監視 
6.3.3. パートナーシップ 
 
第3節  無溶剤化技術/水媒体技術 
1. はじめに 
2. 無溶剤コーティング 
2.1. 室温または中温硬化 
2.2. 光硬化 
3. 水性コーティング剤による処理 
3.1. 水性エマルションの特徴 
3.2. 熱可塑性エマルション 
3.3. 熱硬化性エマルション 
3.4. 光硬化エマルション 
4. 加熱による処理技術 
4.1. ホットメルトコーティング 
4.2. 溶射 
4.3. CVD 
第4節  クローズドシステムと回収装置 
 1. リサイクル装置 
1.1. はじめに 
1.2. 洗浄剤 
1.3. 有機溶剤系,アルコール洗浄剤のリサイクル 
1.3.1. 大気中に拡散する洗浄剤の捕集 
1.3.2. 洗浄液に持ち込まれた廃棄物中からの洗浄剤の捕集 
1.4. 炭化水素系洗浄剤 
1.5. 水系洗浄剤 
1.6. おわりに 
2. 活性炭 
2.1. はじめに 
2.2. 活性炭の種類と特性 
2.3. 表面処理分野における活性炭の用途 
2.4. 使用済み活性炭の処理 
2.4.1. 再生 
2.4.2. 廃棄処分 
第5節  ライフサイクルアセスメント 
1. はじめに
2. LCA手法 
2.1. 目的および調査範囲の設定 
2.2. インベントリー分析 
2.3. 影響評価 
2.4. 結果の解釈 
3. おわりに 
 
 
  

第2編 応用編

第1章 処理方法 
第1節  機械的方法 
1. 洗浄(前処理,後処理) 
1.1. 洗浄の対象となる汚れ 
1.2. 汚れの付着形態 
1.3. 洗浄力要素 
1.3.1. 溶解力・分散力 
1.3.2. 界面活性力 
1.3.3. 化学反応力 
1.3.4. 吸着剤 
1.3.5. 物理力 
1.3.6. 酵素力 
1.4. 洗浄システム 
1.4.1. 乾式洗浄システムと湿式洗浄システム 
1.4.2. 浸漬洗浄システム 
1.4.3. 噴射洗浄システム 
1.5. 洗浄管理 
1.5.1. 安全と衛生管理 
1.5.2. 環境保全 
2. 研磨/ブラスト 
2.1. 精密研磨 
2.1.1. 研磨フィルムによる加工 
2.1.2. 研磨性能に影響する因子 
2.1.3. 研磨方式 
2.1.4. 研磨フィルムを用いる加工例 
2.1.5. 今後の方向 
2.2. ブラスト 
2.2.1. ブラスト処理の概要 
2.2.2. ブラスト処理の効果 
2.2.3. ブラスト処理の規格化 
2.2.4. ブラスト処理の課題 
3. 廃棄物処理技術 
第2節  化学的方法 
1. グラフト共重合 
1.1. はじめに 
1.2. グラフト重合とポリマー表面の接着・塗装性の改良 
1.2.1. ポリマー表面の改質とぬれ,接着・塗装性 
1.2.2. グラフト共重合法の特徴 
1.2.3. 表面改質技術としてのグラフト共重合法 
1.2.4. グラフト共重合による塗装性,接着性の付与 
1.3. 複合材料の界面制御とグラフト共重合 
1.3.1. 繊維強化系 
1.3.2. フィラー系 
2. プライマー処理 
2.1. プラスチックのプライマー処理 
2.1.1. はじめに 
2.1.2. プライマー処理の目的 
2.1.3. プライマーの組成 
2.1.4. 各種プラスチックのプライマー処理 
2.2. 表面処理の実際 
2.2.1. はじめに 
2.2.2. プライマーの種頬 
2.2.3. 適用の具体例 
2.3. 金属 
2.3.1. 一次プライマー 
2.3.2. 下塗り塗料(プライマー) 
2.3.3. 塗膜の組合せ 
2.3.4. 今後の展望 
3. カップリング剤処理 
3.1. シラン 
3.1.1. はじめに 
3.1.2. シラン系 
3.1.3. シラン化合物の構造 
3.1.4. シラン化合物の作用機構 
3.1.5. シランの使用方法 
3.1.6. シラン化合物の耐加水分解性 
3.1.7. シラン水溶液の安定性 
3.1.8. シラン化合物の使用量 
3.1.9. シランカップリング剤のプライマーとしての応用 
3.1.10. 新規カップリング剤 
3.2. チタネート 
3.2.1. はじめに 
3.2.2. チタネート系カップリング剤の使用方法 
3.2.3. チタネート系カップリング剤の応用例 
3.2.4. 実際の応用分野 
3.3. アルミネート系 
3.3.1. はじめに 
3.3.2. アルミ系カップリング剤の使用方法 
3.3.3. アルミ系カップリング剤の適応要件 
3.3.4. アルミ系カップリング剤の応用例 
4. 薬品処理 
4.1. プラスチックの表面処理 
4.1.1. はじめに 
4.1.2. 表面処理の工法 
4.1.3. 薬品処理の手法 
4.1.4. 表面処理の具体例 
4.2. 亜鉛フレークコーティング 
4.2.1. はじめに 
4.2.2. コーティング液と基本特性 
4.2.3. 基本性能 
4.2.4. 基本処理工程 
4.2.5. 用途・使用例と今後の展望 
4.2.6. おわりに 
5. 陽極酸化 
5.1. はじめに 
5.2. 陽極酸化法の種類と特徴 
5.2.1. 皮膜の構造 
5.2.2. 封孔処理 
5.3. 陽極酸化の基本プロセス 
5.3.1. 全体プロセス 
5.3.2. 陽極酸化(電解)方法 
5.3.3. 設備・冶具および作業上の留意点 
5.4. クロム酸法 
5.4.1. 処理液 
5.4.2. 処理条件 
5.4.3. 封孔処理 
5.5. 硫酸法 
5.5.1. 処理液 
5.5.2. 処理条件 
5.5.3. 封孔処理 
5.6. リン酸法〈処理液ならびに処理条件〉 
6. 化成処理 
6.1. リン酸処理とクロメート 
6.1.1. はじめに 
6.1.2. リン酸塩化成処理 
6.1.3. クロメート処理 
6.1.4. ノンクロメート処理 
6.2. ゴムと金属の接着技術 
6.2.1. はじめに 
6.2.2. ゴム接着技術の分類 
6.2.3. 金属の表面処理 
6.2.4. 今後の技術開発 
7. めっき 
7.1. はじめに 
7.2. めっきの機能 
7.3. 非金属材料へのめっき 
7.4. めっきの密着性 
7.5. 接着・粘着・塗装のためのめっき処理 
7.6. 非金属材料へのめっき方法 
7.7. その他のめっき触媒付与方法 
7.8. めっきの環境対策 
7.9. おわりに 
第3節  物理的方法 
1. フレームプラズマ処理-米国の実例 
1.1. はじめに 
1.2. 表面処理方法 
1.3. 表面の化学的変化 
1.4. 設備の選択 
1.5. 空気ガス混合比 
1.6. 安全性およびその他の検討事項 
1.7. おわりに 
2. オゾン処理/UV 
2.1. 紫外線 
2.1.1. はじめに 
2.1.2. 反応原理の概要 
2.1.3. 紫外線法による表面処理の実際 
2.1.4. 紫外線法で使える光源 
2.2. エキシマUV 
2.2.1. 紫外線処理とエキシマUV処理 
2.2.2. フォトンエネルギーと酸素によるVUVの吸収 
2.2.3. 低圧水銀ランプとエキシマUVの比較 
2.2.4. 表面洗浄 
2.2.5. 表面改質 
2.2.6. おわりに 
3. コロナ処理 
3.1. はじめに 
3.2. コロナ放電処理 
3.2.1. コロナ放電処理の原理 
3.2.2. 高周波数コロナ放電処理装置 
3.2.3. 低周波数コロナ放電処理装置 
3.2.4. コロナ放電処理の最近の応用例 
3.3. 表面処理の評価 
4. 電子線処理 
4.1. はじめに 
4.2. EB硬化装置の利用の歴史と現状 
4.3. EB硬化の反応機構 
4.4. EB硬化の特徴 
4.5. EB硬化装置の種類と構造 
4.5.1. 非走査型EB硬化装置 
4.5.2. 走査型EB硬化装置 
4.6. 装置の定格選定 
4.6.1. 加速電圧 
4.6.2. 電子流 
4.7. EB硬化・乾燥システム 
4.7.1. ウェブ・バッチ兼用システム 
4.7.2. ウェブ用システム 
4.7.3. 板状物搬送システム 
4.7.4. Nガスコントロールシステム 
4.8. おわりに 
5. レーザ処理 
5.1. はじめに 
5.2. ポリマーの表面処理 
5.2.1. レーザ直接照射法:レーザアブレーション 
5.2.2. レーザ誘起表面反応 
5.3. おわりに 
6. イオン注入 
6.1. はじめに 
6.2. イオン注入技術 
6.3. 金属材料の表面改質 
6.4. セラミックス材料の表面改質 
6.5. 高分子材料の表面改質 
6.6. イオンミキシング 
6.7. 新しい試み 
6.8. おわりに 
7. スパッタ処理 
7.1. はじめに 
7.2. スパッタエッチング処理 
7.3. 処理フィルムの特性 
7.3.1. 処理表面の化学的変化 
7.3.2. 処理表面の物理的変化 
7.3.3. 2液硬化エポキシ接着剤との接着力 
7.3.4. ぬれ性(水ぬれ性) 
7.3.5. 処理面の耐候性 
7.3.6. アクリル粘着剤との接着性 
7.4. フッ素樹脂以外への応用 
7.5. おわりに 
8. プラズマ処理 
8.1. プラズマ処理 
8.1.1. はじめに 
8.1.2. エッチング作用 
8.1.3. インプランテーション作用 
8.1.4. 水素引抜き反応と表面改質 
8.1.5. インプランテーション作用とエッチング作用 
8.1.6. リモートプラズマ処理 
8.1.7. リモートプラズマ処理の実例 
8.1.8. おわりに 
8.2. 大気圧プラズマ法 
8.2.1. はじめに 
8.2.2. 大気圧グロープラズマ装置 
8.2.3. 大気圧グロープラズマによるバルク固体のフッ素化とはっ水性 
8.2.4. 高分子フィルムの親水化処理と接着性向上 
8.2.5. 表面のクリーニング 
9. 安定パルスコロナ放電 
 
  
第2章  被処理基材 
第1節  高分子-プラスチック,繊維,エラストマー 
1. ポリオレフィン 
1.1. はじめに 
1.2. ポリオレフィンの種類 
1.2.1. ポリエチレンの種類 
1.2.2. ポリプロピレンの種類 
1.3. ポリオレフィン製造技術の歴史 
1.4. ポリオレフィンの結晶性 
1.5. ポリオレフィンの使用形態-用途・成形法 
1.5.1. ポリオレフィンへの配合処理 
1.5.2. ポリオレフィンの成形 
1.5.3. ポリオレフィンの用途 
1.6. ポリオレフィンの表面処理が必要となる理由 
1.7. ポリオレフィンの主な表面処理技術 
1.8. ポリオレフィンの表面処理に際しての課題 
1.9. ポリオレフィンの将来性と表面処理技術の必要性 
2. 繊維 
2.1. はじめに 
2.2. 衣料用繊維製品の処理 
2.2.1. 繊維表面の物理的改良 
2.2.2. 繊維表面の化学的改質 
2.3. 産業用繊維製品の表面処理 
2.4. 炭素織維の接着性改良 
2.5. おわりに 
3. 汎用プラスチック 
3.1. はじめに 
3.1.1. 熱可塑性樹脂 
3.1.2. 熟硬化性樹脂 
3.2. おわりに 
4. 汎用エンプラの接着 
4.1. はじめに 
4.2. 表面処理の手法 
4.3. 接着の具体例 
4.3.1. ポリカーボネート(PC) 
4.3.2. PPO 
4.3.3. ポリアセタール(POM) 
4.3.4. ポリアミド(PA) 
4.3.5. PBT 
4.3.6. フッ素樹脂 
5. スーパーエンプラ 
5.1. スーパーエンプラの種類 
5.1.1. スーパーエンプラの特性 
5.1.2. 塗装・接着上の留意点 
5.2. スーパーエンプラの表面処理の実際 
5.2.1. PEEK 
5.2.2. PPS 
5.2.3. PI 
5.2.4. その他 
6. エラストマー 
6.1. はじめに 
6.2. ゴム,エラストマーの種類と接着要因 
6.3. ゴム,エラストマーの表面処理と接着 
6.3.1. 末加硫ゴム-束加硫ゴム 
6.3.2. 未知硫ゴム-加硫ゴム 
6.3.3. 加硫ゴム-加硫ゴム 
6.3.4. 加硫ゴムの表面処理 
7. 粘着紙における表面処理技術 
7.1. はじめに 
7.2. 印刷用紙 
7.2.1. 上質紙 
7.2.2. 塗工紙 
7.2.3. ホイル紙,金属蒸着紙 
7.3. 情報用紙 
7.3.1. 感熱記録紙 
7.3.2. 熱転写用紙 
7.3.3. インクジェット用紙 
7.3.4. ノーカーボン紙 
7.4. 特殊紙 
7.4.1. 無じん紙(クリーン紙) 
7.4.2. はっ水紙 
7.4.3. 耐水紙 
7.4.4. 耐油紙 
7.4.5. ファンシーペーパー(ファインペーパー) 
7.4.6. 切り花延命紙 
7.4.7. 疑似接着紙 
7.4.8. その他 
7.5. はく離紙 
7.6. テープ用紙 
8. 炭素繊維 
8.1. はじめに 
8.2. 炭素繊維について 
8.3. 製造方法 
8.3.1. PAN系炭素繊維 
8.3.2. ピッチ系炭素繊維 
8.4. 炭素繊維特性 
8.4.1. 形態 
8.4.2. 化学的・物理的特性 
8.4.3. 機械的特性 
8.4.4. 電気的・電磁的特性 
8.4.5. 熱的特性 
8.5. 表面処理,サイジング剤について 
8.5.1. 表面処理 
8.5.2. サイジング剤 
8.6. 炭素繊維の表面構造 
8.7. 安全な取扱い 
8.8. おわりに 
第2節  金属 
1. 鋼板/鋼材 
1.1. はじめに 
1.2. 鋼板の種類 
1.3. 鋼板の機械的性質 
1.4. 鋼板の表面粗度 
1.5. 鋼板の表面および表面皮膜 
1.5.1. めっき皮膜 
1.5.2. 化成処理皮膜 
1.5.3. 有機皮膜 
2. アルミニウム材料 
2.1. アルミニウム材料への塗装の特殊性 
2.2. 塗装工程 
2.2.1. 前処理 
2.2.2. 下地処理 
2.2.3. アルミニウム用塗料に求められる特性 
2.3. 塗装例 
2.3.1. アニオン電着塗装 
2.3.2. カラーアルミ 
2.4. アルミニウム合金種類の影響 
2.5. おわりに 
3. ブラス-ブラスめっきの表面改質とゴムとの接着 
3.1. はじめに 
3.2. ブラスめっきとスチールラジアルタイヤ 
3.3. ブラスめっきの表面構造 
3.4. ブラスめっきのゴムとの接着〈ブラス表面へのゴムの接着過程〉 
3.5. ブラスめっきの腐食と接着劣化 
3.6. プラスめっきの防食と接着性能改良 
3.7. おわりに 
4. 鋼-電解銅箔 
4.1. 電解法による銅箔の製造 
4.2. 銅と合成樹脂の接着を強化する表面処理 
4.3. バリア層を形成する表面処理 
4.4. 酸化防止のための表面処理 
5. ステンレス 
5.1. はじめに 
5.2. ステンレス鋼の種類 
5.3.1. ステンレス鋼の接着・塗装 
5.3.2. 酸浸漬および陽極酸化による表面処理 
5.3.3. シランカップリング剤による表面処理 
5.3.4. ポリカルボン酸水溶液による表面処理 
5.3.5. チオール系カップリング剤による表面処理 
5.3.6. その他の表面処理 
5.4. 塗装以外のステンレス鋼の着色法 
5.4.1. 湿式処理による着色 
5.4.2. 乾式処理による着色 
5.5. おわりに 
6. チタン 
6.1. チタンの特性と表面処理 
6.1.1. チタンの特性 
6.1.2. チタン材料の種類 
6.1.3. チタン材料の用途 
6.1.4. チタンの表面処理 
6.2. チタン表面処理の実際 
6.2.1. はじめに 
6.2.2. 表面処理の手法 
6.2.3. 接着剤 
6.2.4. 表面処理の効果 
6.2.5. おわりに 
第3節  無機材料 
1. ガラス 
1.1. ガラスとは 
1.2. ガラス表面の汚れ 
1.3. 洗浄方法 
1.3.1. 乾式洗浄法 
1.3.2. 湿式洗浄法 
1.4. 接着促進のためのガラス表面のプライマー処理 
1.5. 新しい汚染防止法 
1.6. 洗浄時のガラス表面の劣化現象 
2. セラミックス 
2.1. はじめに 
2.2. セラミックスの接着,接合 
2.3. 接合のための表面処理 
2.4. セラミックスのメタライズ 
2.5. 新しい表面処理 
3. コンクリートの表面処理 
3.1. 塗装工事におけるコンクリート面の素地調整 
3.2. 吹付け工事におけるコンクリート面の下地調整 
3.3. セメントモルタル塗り仕上げにおける吸水調整材の働き 
3.4. コンクリート表面への浸透性吸水防止材の施工 
4. 粉体 
4.1. 顔料 
4.1.1. はじめに 
4.1.2. 顔料の湿式処理 
4.1.3. 高分散化のための顔料のプラズマ処理 
4.1.4. 種々の応用のための顔料のプラズマ処理 
4.1.5. 顔料(粉体)へのプラズマ開始グラフト重合 
4.2. カーボンブラック 
4.2.1. はじめに 
4.2.2. 粉体のプラズマ処理 
4.2.3. プラズマ処理装置 
4.2.4. プラズマ処理の実際 
4.2.5. プラズマ処理とゴム物性 
4.2.6. Hy-CBの応用 
4.3. シランカップリング剤による無機粉体の表面改質 
4.3.1. 無機粉体の表面 
4.3.2. シランカップリング剤と無機粉体表面の界面反応 
4.3.3. 表面改質粉体におけるシラン剤の構造 
4.3.4. 無機粉体表面改質方法 
4.4. 粉体の乾式表面処理 
4.4.1. はじめに 
4.4.2. 粉体の表面処理 
4.4.3. おわりに 
 
第3章 応用分野と事例 
 第1節  建築/土木 
 1. 建築関係 
1.1. はじめに 
1.2. 左官・陶磁器質タイル工事 
1.2.1. モルタル塗りにおけるはく離防止 
1.2.2. 陶磁器質タイル張りにおけるはく離防止 
1.3. 塗装・吹付け工事 
1.3.1. 塗装工事における素地調整 
1.3.2. 吹付け工事における下地調整 
1.4. 建築仕上げにおける試験・検査と環境保全の動向 
1.4.1. 接着強さに対する試験・検査 
1.4.2. 環境保全に対する動向 
2. 土木関係 
2.1. はじめに 
2.2. 土木分野における塗装 
2.3. 鋼構造物の防食 
2.3.1. 道路橋 
2.3.2. 河川構造物 
2.4. コンクリート構造物の防食 
2.4.1. 塩害対策 
2.4.2. アルカリ骨材反応対策 
2.4.3. 硫化水素対策 
2.5. 景観・美観対策 
2.5.1. 景観対策 
2.5.2. 汚れ対策 
2.6. 環境負荷低減対策 
2.6.1. VOC 
2.6.2. NOxの低減 
2.7. おわりに 
第2節  輸送機器 
1. 自転車 
1.1. 自転車の塗装 
1.2. 塗装部品 
1.3. 塗装仕様 
1.3.1. 仕上り外観 
1.3.2. 塗膜構造と焼付け回数 
1.4. 塗料 
1.5. 塗料の希釈 
1.6. カチオン電着塗装 
1.7. 部品の塗装〈フレーム,前ホークの塗装〉 
1.8. 下地処理 
1.9. 塗膜性能 
1.9.1. 色見本および試料 
1.9.2. 品質確認試験 
2. 自動車 
2.1. 自動車用プラスチック材料の表面処理 
2.1.1. バンパー 
2.1.2. その他の外装部品 
2.1.3. 内装部品 
2.1.4. 燃料タンク 
2.2. 自動車の腐食と防食技術 
2.2.1. はじめに 
2.2.2. 自動車用表面処理鋼板 
2.2.3. 表面処理鋼板と化成処理技術 
2.2.4. 表面処理鋼板と電着塗装技術 
2.3. 塗料(耐候性) 
2.3.1. 自動車塗膜の構成と機能 
2.3.2. 自動車用上塗り塗料 
2.3.3. 自動車上塗り塗料用樹脂と架橋システム 
2.3.4. 塗膜の劣化機構 
2.3.5. 自動車塗料の耐候性付与技術 
2.3.6. 2コート1ベーク塗膜におけるUVA/HALSの併用効果 
3. 鉄道 
3.1. 車両 
3.1.1. はじめに 
3.1.2. 車両の構成材料と構造 
3.1.3. 車両における接着および粘着とその表面処理 
3.1.4. 車両の塗装とその表面処理 
3.l.5. おわりに 
3.2. 鉄道設備 
3.2.1. 鋼鉄道橋 
3.2.2. コンクリート構造物 
3.2.3. 軌道 
3.2.4. 電気設備 
3.2.5. 車両部品(車輪) 
4. 航空/宇宙(ロケット本体,ステーション) 
4.1. 航空機の塗装前処理としての表面処理 
4.1.1. クロム酸アノダイジング(CAA;chromic acid anodizing) 
4.1.2. クロム酸アノダイジング浴と作業条件 
4.1.3. クロム酸アノダイズ皮膜の封孔処理 
4.2. ホウ酸・硫酸アノダイジング(BSAA;boric acid-sulfuric acid anodizing) 
4.2.1. 米国における六価クロムの大気中放出規制の強化と代替技術の開発 
4.2.2. ホウ酸・硫酸アノダイジングの実用化 
4.2.3. ホウ酸・硫酸アノダイジングの工程 
4.2.4. ホウ酸・硫酸アノダイジング皮膜の性質 
4.3. 航空機の接着前処理としての表面処理 
4.3.1. FPLエッチング処理 
4.3.2. クロム酸アノダイジング(CAA;chromic acid anodizing) 
4.3.3. リン酸アノダイジング(PAA;phosphoric acid anodizing) 
4.3.4. プライマー塗装および接着 
4.3.5. 耐環境接着特性の評価 
4.4. 宇宙機器の表面処理(国際宇宙ステーションおよびH-ロケットの表面処理) 
4.4.1. 宇宙機器に使用される高力アルミニウム 
4.4.2. JEMおよびH-ロケットに使用される高力アルミニウム合金2219材の表面処理 
5. 船舶-造船工業における表面処理技術 
5.1. はじめに 
5.2. 船舶用塗料と船体の標準塗装仕様 
5.2.1. 船舶用塗料とその特性 
5.2.2. 船舶の標準塗装仕様 
5.3. 船舶建造における表面処理と塗装工程 
5.3.1. 一次表面処理 
5.3.2. 二次表面処理 
5.4. 船舶塗装における表面処理技術の今後 
5.5. おわりに 
第3節  電機/電子 
1. 電気機器における接着と表面 
1.1. はじめに 
1.2. 油面接着 
1.3. 亜鉛めっき鋼板の接着 
1.4. プライマーによる接着性の改善 
1.5. 紫外線(UV)照射による接着性の改善 
1.6. おわりに 
2. AV機器 
2.1. 光ディスク 
2.1.1. スタンパー製作工程 
2.1.2. ディスク製作工程 
2.1.3. 今後の表面処理技術 
2.2. テープ 
2.2.1. はじめに 
2.2.2. 磁気記録用製品と製造について 
2.2.3. 複層テープのメリット 
2.2.4. おわりに 
3. 情報通信 
3.1. はじめに 
3.2. 光通信部品の接合組立てに用いられる接着技術 
3.3. 光ファイバー接続に用いられる接着技術 
3.4. 難燃通信ケーブル被覆材における難燃性無機充填剤の表面処理技術 
4. 半導体/電子部品 
4.1. 半導体 
4.1.1. はじめに 
4.1.2. 半導体プロセス 
4.1.3. 半導体設計技術 
4.1.4. 半導体実装技術 
4.2. プリント配線板 
4.2.1. スルーホールめっき 
4.2.2. 多層積層成形における銅表面の処理 
4.2.3. ビルドアッププリント配線板 
4.2.4. 今後の方向 
4.3. 一般電子部品 
4.3.1. はじめに 
4.3.2. 汎用電子部品 
4.3.3. 精密部品 
4.3.4. おわりに 
5. 光関連技術(光受動機能素子) 
5.1. はじめに 
5.2. 光ファイバー 
5.2.1. 光ファイバーの構造 
5.2.2. 光ファイバーの材料特性 
5.2.3. 光ファイバーアンプ 
5.2.4. 光ファイバーグレーティング 
5.2.5. 光ファイバーの将来動向 
5.3. 光導波路 
5.3.1. イオン交換型光導波路 
5.3.2. CVD法光導波路 
5.3.3. 光導波路の将来動向 
5.4. マイクロレンズ 
5.4.1. 分布屈折率レンズ(セルフォックレンズ) 
5.4.2. マイクロ球レンズ 
5.4.3. 非球面レンズ 
5.4.4. 回折格子型レンズ 
5.4.5. マイクロレンズの将来動向 
5.5. おわりに 
第4節  印刷 
1. はじめに 
2. 薄紙 
2.1. 薄紙(コート紙)の表面処理 
2.2. コーティング 
3. チタン〈チタン紙の表面処理〉 
4. プラスチック(シート) 
4.1. 塩化ビニル(塩ビ)シートの表面処理 
4.2. オレフィン系シート 
4.3. コロナ放電加工処理 
5. 一般印刷 
5.1. 一般印刷の特徴 
5.2. 紙の表面処理 
5.3. 紙の印刷適性 
6. おわりに 
第5節  医療 
1. 医用材料表面 
1.1. はじめに 
1.2. 材料と生体との界面 
1.3. 生体適合性表面 
1.3.1. 異物表面上での生体初期反応 
1.3.2. 血液適合性 
1.3.3. 組織結合性表面 
1.3.4. 抗菌性 
1.3.5. 接着剤 
1.4. 具体例 
1.4.1. コンタクトレンズ 
1.4.2. 人工角膜 
1.4.3. 眼内レンズ 
1.4.4. 人工歯根 
1.4.5. 人工乳房 
1.4.6. 人工肺 
1.4.7. 人工心臓 
1.4.8. 人工弁 
1.4.9. 人工血管 
1.4.10. 人工腎臓 
1.4.11. 人工膵臓 
1.4.12. 人工関節 
1.4.13. 人工骨 
1.4.14. 人工靭帯 
1.5. おわりに 
2. 歯科用接着剤と表面 
2.1. はじめに 
2.2. 治療技術の進歩の功罪 
2.3. 歯への接着ができなかった時代 
2.4. 接着技術へのニーズ 
2.5. 象牙質への接着性レジンの誕生 
2.6. 象牙質への接着の安定性 
2.7. 樹脂含浸象牙質の機能と新しい歯科治療法の芽生え